養護教諭に看護師からなるには？｜給料と仕事内容の違いも比較

※厚生労働省｜職業紹介事業報告書によると、国内の有料職業紹介事業者は約29,000社

「養護教諭になるには？」
「看護師から目指せるの？」

この記事では、養護教諭に看護師からなる方法やメリット・デメリットをご紹介します。

看護師が養護教諭になるメリットまとめ 医療の分野で即戦力になりやすい 看護師免許は教員採用試験で加点される可能性がある 家庭と仕事の両立がしやすい

看護師が養護教諭になるデメリットまとめ 教職課程の履修に時間とお金がかかる 新たな分野の勉強が必要 収入が減ってしまう場合がある

また、養護教諭と看護師の給料や仕事内容の違いを比較し、解説します。

両方の特徴を理解した上で、後悔のない転職をしましょう。

どちらがあなたに合っているのか迷った際は、相談しやすい転職サイトの利用もおすすめですよ。

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養護教諭（保健室の先生）の基本情報

まずは、養護教諭（保健室の先生）の基本情報を確認しておきましょう。

養護教諭に必要な養護教諭免許状の種類

養護教諭として働くためには、養護教諭の免許状が必須です。

次の表で、それぞれの資格にどのような違いがあるのか、確認しておきましょう。

どの資格を保有していたとしても、養護教諭として業務上の違いはありません。

また、2022年7月から教員免許更新制度が廃止されました。

現在のところ（※2025年6月時点）更新を行う必要はありません。

そのため養護教諭免許状は、生涯有効な資格として扱われています。

参照：
・教育公務員特例法及び教育職員免許法の一部を改正する法律（概要）／文部科学省
・教員免許状に関するQ&A／文部科学省

養護教諭になるための条件

養護教諭になるためには、養護教諭免許状を取得後採用試験に合格する必要があります。

各都道府県で実施されている教員採用試験の種類は大きく分類すると1種類のみです。

ただし、実施する自治体ごとに内容や方式が異なります。

例えば、令和7年度の東京都の試験内容には筆記試験・論文・面接・実技がありました。

複数のバリエーションが存在しており、それぞれに対策が必要です。

また、採用枠が少ないこともあり、他の教員よりも採用倍率は高いです。

採用までの道のりは、やや険しいと認識しておきましょう。

しかし、養護教諭になる意志や学びの姿勢があれば乗り越えられる可能性は十分ありますよ。

参照：令和7年度東京都公立学校教員採用候補者選考（８年度採用）実施要綱／東京都教育委員会

養護教諭の仕事内容

養護教諭の仕事内容は、次の5つにわかれます。

看護師の経験や資格があると「応急処置・救急対応」と「保健室運営・環境整備」の業務で有利に働きますよ。

また、養護教諭は1校に1人しか配置されていないことが多いです。

代替が難しい役割なため、基本的には1人で取り組む必要があります。

一方、スクールカウンセラーや他の先生方との関りも重要な業務です。

積極的な連携をとることで、児童生徒を身体的・精神的に支える役割を担っています。

参照：養護教諭及び栄養教諭に求められる役割（職務の範囲）の明確化に向けて／文部科学省

養護教諭を目指したくなる転職理由

養護教諭になりたい理由は、人それぞれ異なります。

そこで実際の声をもとに、養護教諭を目指したくなる転職理由を調査しました。

（出典：X（旧：Twitter））

この方は、根本的に病気の予防に取り組むために養護教諭に転職しました。

子どもたちの未来を守るために看護師資格を活かせることは素晴らしいですね。

（出典：X（旧：Twitter））

この方の親族は、結婚や子育てを機に養護教諭へ転職したようです。

看護師では、日勤のみの勤務だと給料が低い場合があります。

一方、養護教諭は比較的給料も安定しており、休みも安定して取得可能です。

そのため、ワークライフバランスを大切にして働きたい方に養護教諭が選ばれています。

（出典：X（旧：Twitter））

保健師から、養護教諭への転職を実現させた方もいます。

経験や資格を活かしつつ、子どもたちと交流のある養護教諭に挑戦したようです。

また、子どもたちや健康意識への「想い」が強いところも印象的でした。

ぜひ、参考にしておきましょう。

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養護教諭に看護師からなるための最短ルートを紹介

既に看護師として働いている場合、時間をかけずに転職をしたい方が多いのではないでしょうか。

ここでは、養護教諭に看護師からなるための最短ルートをご紹介します。

あなたが保有している資格の有無に注目して、確認すると良いですよ。

1．看護師免許だけを所有している場合

看護師免許だけを所有している場合、文部科学大臣が指定する養護教諭養成機関で単位を取得して、卒業することが必要です。

最短1年で養護教諭一種免許状が取得可能です。

取得後、教員採用試験に合格すれば養護教諭になれます。

ただし、公立と私立の学校では、受験先が異なるため注意が必要です。

公立は各都道府県、私立は各学校で試験が受けられますよ。

また、試験の倍率は非常に高い傾向です。

どの教育機関で養護教諭になりたいのか、事前に決めてから転職するようにしましょう。

※参照：
・教員免許状 （普通免許状）を取得可能な大学等／文部科学省
・令和7年度指定教員養成機関一覧／文部科学省

2．看護師免許なしの場合

看護師免許がない場合は、大学院・大学・短大のいずれかの養護教諭養成課程を有する教育機関で単位を修得します。

短い期間で転職したい方は短大に進学しましょう。

または通信制大学も選択肢の一つです。
しかし、かけられる費用や時間も合わせて検討する必要があります。

通信制大学の場合、働きながら資格取得を目指せますよ。

勤務時間や柔軟性が高い病院や施設は、看護師が勉強と両立しやすい職場です。

条件に合った職場が自分で判断が難しい場合、担当者へ相談ができる転職サイトの利用も検討すると良いですね。

参照：
・養護教諭・就業するには？／厚生労働省
・養護教諭の免許資格を取得することのできる大学（通信課程）／文部科学省

3．看護師と保健師の資格を取得してる場合

保健師免許をもっていると、特例で「養護教諭二種免許」を取得可能です。

教職課程を履修すると最短1年前後で取得でき、実習は免除される場合が多いです。

通信制大学に通えば、働きながら資格取得を目指せます。

また、「養護教諭一種免許」は二種同様に大学で（通信含む）履修すれば取得可能です。

こちらも保健師資格により、一部の科目や実習が免除されるようです。

一種と二種では、取得するまでの期間に違いがあるため事前に確認しておきましょう。

参照：
・養護教諭・就業するには？／厚生労働省
・教員免許状に関するQ&A　1－5 保健室の先生になりたいのですが、どうすればなれますか？ ／文部科学省
・社会福祉学科について［大学］／聖徳大学通信教育部
・実習について／聖徳大学通信教育部

養護教諭に看護師からなるメリット

次に、養護教諭に看護師からなるメリットをご紹介します。

医療の分野で即戦力になりやすい

学校では、ケガや病気の応急処置・救急対応が求められることがあります。

そのため、看護師としての経験やスキルがあると活かされる場面が多いです。

具体的には、傷の止血や打撲後の安静観察、緊急搬送の判断などが挙げられます。

ただし、医療行為はできないため、医療対象に該当しない対応であることは理解しておきましょう。

教員採用試験で看護師免許は加点される可能性がある

結論、教員採用試験で看護師免許が加点対象になる可能性はあります。

自治体や受験区分によって異なりますが「資格加点制度」が設けられています。

加点の有無や点数は、各自治体の募集要項に明記されていることが多いです。

教員採用試験をクリアするため、有利になることは積極的に取り組むと良いでしょう。

参照：3-3 試験免除・特別の選考等（加点制度）／文部科学省

家庭と仕事の両立がしやすい

養護教諭は、通常平日の日勤勤務のみです。

ただし、中学では部活動への参加が求められることがあるため注意しましょう。

また、夏休みや冬休みに長期休みを取得しやすいこともメリットの一つです。

看護師では取れなかった家庭やプライベートの時間が、養護教諭になると叶いますよ。

関連記事：看護師の転職を成功させる方法｜6つのポイント、成功・失敗事例、Q&Aを紹介

養護教諭に看護師からなるデメリット

次に、養護教諭に看護師からなるデメリットもご紹介します。

デメリットを理解した上で、看護師から養護教諭への道を選択しましょう。

教職課程の履修に時間とお金がかかる

教職課程の履修には、短大もしくは大学への進学をしなくてはいけません。

進学後課程を修了し、資格を取得するまでに最低でも1年～4年がかかります。

また、大学費用も数百万円必要です。
大学在学中は、アルバイトやスキマバイトなどの数時間程度しか働けないため、収入は少ないと考えた方が良いでしょう。

一方、通信大学であれば看護師を続けながら資格を取得できる可能性があります。

働き方の柔軟性が高く、高時給で働ける看護師派遣もおすすめですよ。

関連記事：看護師派遣におすすめの派遣会社ランキング｜賢い選び方も紹介

新たな分野の勉強が必要

養護教諭は、医療的な知識に加えて「教育者」としての素質も求められます。

したがって、看護学とは異なる次の勉強が必要になります。

• 教育原理、教育心理学
• 学校保健、健康教育
• 生徒指導、教育相談
• 特別支援教育

社会人になってから新しい分野を勉強することは、時間も労力も必要です。

看護師国家試験や研修中の経験を活かして、勉強に励むと良いですね。

収入が減ってしまう場合がある

看護師から養護教諭になると、収入が減る可能性があります。

なぜなら、看護師は夜勤や残業をすることで勤務時間が多いからです。

また、養護教諭に転職後は、初任給近くで支給されるため注意が必要です。

一方、公務員のため昇給制度もあり、福利厚生も手厚く受けられます。

迷ったときはワークライフバランスや仕事内容、将来的働きやすさなどで判断してくださいね。

看護師資格を活かして好条件で働きたい方は、転職サイトの利用もおすすめです。
養護教諭以外の思わぬ職種に、巡り合えることもありますよ。

養護教諭と看護師の違いを比較

ここでは、養護教諭と看護師の違いを比較し、解説します。

給料・年収面を比較

給料・年収面の違いは、生活面において大きく影響します。

養護教諭とどれくらい金額が異なるのか、比較しておきましょう。

令和6年賃金構造基本統計調査によると、養護教諭と看護師の平均年収は以下の金額でした。

養護教諭の平均年収の方が、207万円多いという結果でした。

看護師より公務員である養護教諭の方が、長期的にみると年収が高くなるようです。

また、平均月額給料は以下の金額でした。

養護教諭の平均月額給料の方が、約4.4万円低い結果でした。

一方、看護師は日常的に夜勤や残業などの勤務があるため、月額の給料を多く支給されているようです。

両者を比較した結果、若年層で高い給料を目指したい方は看護師がおすすめだとわかりました。

将来的に安定した収入を得たい方は、養護教諭を選ぶと良いですね。

参照：
・令和6年賃金構造基本統計調査｜厚生労働省
・第5表 職種別職員の平均給与額／総務省
・図表1-2-24　看護師の平均賃金（役職者除く）（月収換算）／厚生労働省

仕事内容を比較

養護教諭と看護師の仕事は「健康を支える」という点で、共通しています。

しかし、仕事内容において目的やアプローチ方法が異なります。

養護教諭を目指す看護師の方は、次の項目をよく確認しておきましょう。

項目	養護教諭	看護師
主な目的	健康管理・予防・保健指導	病気やケガの治療・看護
医療行為	なし （応急処置まで）	あり （注射や点滴など）
健康管理	健康診断、保健だより、日常の健康観察	バイタル測定、病状観察
メンタルケア	相談対応	精神科で対応

養護教諭は基本的に一人で判断し、「予防・支える」という教育的な役割が中心となっています。

一方、看護師は「治す・回復させる」医療的な役割が重要です。

命に関わる業務が多いため、医師や周りの看護師と連携して働く必要があります。

両者共に強いプレッシャーを感じる仕事ですが、働き方が異なります。

どちらがあなたに合った仕事内容か、調べてから転職するとミスマッチも減らせますよ。

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全国の就業者数を比較

養護教諭と看護師の全国就業者数を調査したところ、次のような結果がわかりました。

全国の小・中学校（私立含む）の数は、28,924校で、高等学校は4,791校あります。

養護教諭は、学校に対して1名のみ配置されることが多いです。

そのため、学校の数に比例した人数しか就業していないことがわかります。

人手不足の看護師に比べると、養護教諭は採用自体が非常に厳しいことが予想可能です。

希望の自治体に養護教諭の募集があるのか、調べてから応募するようにしましょう。

参照：
・養護教諭の全国就業者数／厚生労働省
・看護師の全国就業者数／厚生労働省
・令和5年度学校基本統計結果の概要／文部科学省

養護教諭・看護師に向いている方の特徴

養護教諭・看護師に向いている方の特徴を、それぞれご紹介します。

どちらが向いているのかわからず迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

養護教諭が向いている方

養護教諭が向いている方には、以下のような特徴があります。

養護教諭に必要なのは「教育的視点」と「子どもを支える力」です。

また、一人でも計画的に周りと連携し、業務をすすめられる方が向いています。

健康や感染症予防など、新しい医療情報に対応するため、学び続ける姿勢も大切でしょう。

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看護師に向いている方

看護師が向いている方には、以下のような特徴があります。

看護師は、職場環境によって労働時間や待遇が異なります。

特に病棟看護師の場合、夜勤や残業も多いため体力が必要です。

また、職場内の人間関係に振り回されず、働くことは容易ではないでしょう。

周りの人間に流されない精神力があると、看護師に向いている可能性がありますよ。

「養護教諭より看護師の方が向いているかも」と感じるときは、以下の記事も参考にしてくださいね。

関連記事：【看護師転職サイト】最新おすすめランキング｜口コミから徹底比較

養護教諭を目指す看護師におすすめの転職サイト

看護師から養護教諭を目指すには、必ず時間とお金がかかります。

転職サイトに登録することで、学びながら働ける環境を確保しておきましょう。

また、自己分析や面接対策で迷ったときのヒントも、転職サイトには掲載されています。

最大限活用して養護教諭になることを実現してくださいね。

1．看護roo!転職

総合評価：★5.0/5.0

看護roo!転職は、保育園と学校に関する求人が充実しています。

養護教諭を目指しており、教育に関わりたい看護師の方におすすめの転職サイトです。

また、職場診断もあり、所要時間5分で利用可能です。

看護師として向いている施設や業務がわからない際には、ぜひ活用しましょう。

さらに看護roo!転職では、登録して活動すると看護roo!ポイントが貯められます。

ポイントはギフトカードに交換し、受け取れますよ。

転職サイトとしての機能だけではない使い方も、実践してくださいね。
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求人数	210,000件 ※2025年6月3日時点
保育園・学校に関する求人数	3,500件 ※2025年6月3日時点
対応職種	正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応雇用形態	正社員、派遣社員、パート・アルバイト、その他
対応エリア	北海道・青森・岩手・宮城・ 秋田・山形・福島・東京・ 神奈川・千葉・埼玉・茨城・ 栃木・群馬・山梨・長野・ 新潟・富山・石川・福井・ 愛知・静岡・岐阜・三重・ 大阪・兵庫・京都・滋賀・ 奈良・和歌山・広島・岡山・ 鳥取・島根・山口・香川・ 愛媛・高知・徳島・福岡・ 佐賀・長崎・熊本・大分・ 宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト	https://www.kango-roo.com/
参照記事	・看護roo!転職の評判・口コミ

（出典：公式サイト）

関連記事：看護roo!転職の評判・口コミ｜利用者の本音や注意点を徹底調査

2．レバウェル看護（旧：看護のお仕事）

総合評価：★5.0/5.0

レバウェル看護（旧：看護のお仕事）は、ヒアリング完了するとLINEでやり取りが可能です。

養護教諭に向けて学業が忙しい場合でも、希望に合った求人情報を受け取れますよ。

また、転職の成功・失敗事例が様々なケースで見られます。

看護師の仕事を続けるか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

レバウェル看護では、職場環境の最新情報がわかることも特徴の一つです。

有給の取りやすさや人間関係など、あなた一人では知ることが難しい内容も伝えてくれます。

ぜひ、レバウェル看護を利用してより良い転職先を探しましょう。

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対応職種	正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応雇用形態	常勤(夜勤有り)、日勤常勤、夜勤専従常勤、夜勤専従パート、非常勤
対応エリア	北海道・青森・岩手・宮城・ 秋田・山形・福島・東京・ 神奈川・千葉・埼玉・茨城・ 栃木・群馬・山梨・長野・ 新潟・富山・石川・福井・ 愛知・静岡・岐阜・三重・ 大阪・兵庫・京都・滋賀・ 奈良・和歌山・広島・岡山・ 鳥取・島根・山口・香川・ 愛媛・高知・徳島・福岡・ 佐賀・長崎・熊本・大分・ 宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト	https://kango-oshigoto.jp/
参照記事	・レバウェル看護（旧：看護のお仕事）の評判・口コミ

（出典：公式サイト）

関連記事：レバウェル看護（旧：看護のお仕事）はしつこいという評判は本当？実際の口コミや特徴も解説

3．ナース専科 転職（旧：ナース人材バンク）

総合評価：★4.9/5.0

ナース専科 転職（旧：ナース人材バンク）には、転職活動のノウハウが充実しています。

そのため、養護教諭を目指す上で必要な資格や経験、志望動機の整理を手助けしてくれます。

また、キャリアアドバイザーによる個別サポートも魅力の一つです。

教育職への転職に不安がある場合でも、丁寧なヒアリングで適職を探してくれますよ。

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対応雇用形態	常勤、非常勤
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公式サイト	https://nurse-senka.jp/
参照記事	・ナース専科 転職（※旧ナース人材バンク）の評判・口コミ

（出典：公式サイト）

関連記事：
ナース専科 転職（※旧ナース人材バンク）の評判・口コミ｜他社との比較で判明した特徴や違いも徹底解説

養護教諭に看護師から転職する前に確認したいポイント

養護教諭に看護師から転職する前に、確認したいポイントがいくつかあります。

迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

養護教諭の医療行為は原則禁止

医療行為（医行為）は、医師法によって定められています。

医療行為に該当する行為は、医師や看護師などの医療資格を所有する者が行う必要があります。

養護教諭はあくまで教員であり、医療従事者ではありません。

そのため、注射・点滴・投薬などは行えないことを理解しておきましょう。

ケガや病気の症状が重いときには、保護者と医療機関に連絡し、適切に対応することが求められます。

参照：資料6：三浦委員提供資料／文部科学省

生徒の心のケアが必要な場合もある

養護教諭は、健康と身体の管理だけではなく心のケアも重要です。

例えば、思春期の生徒が抱える悩みや不安に対してアドバイスをしたり、話しを聞いたりします。

また、必要に応じて、スクールカウンセラーや専門機関への紹介を行います。

養護教諭は、生徒との関わり方に正解はありません。

治療を目的とする看護師と、役割が異なること認識しておきましょう。

研修や出張に出向くことがある

養護教諭や学校の教員は、定期的な研修を行っています。

また、最新の知識やスキルを習得し、サポート体制の充実を図ることが主な目的です。

他には、宿泊学習や修学旅行などの学校行事に伴い、出張も発生します。

子育てや介護で家庭を空けられず、やむを得ず対応できない方は注意が必要です。

ツアーナース・イベントナースのバイトでは、部活動の合宿に帯同する機会もあります。

養護教諭を目指す看護師にとっては、良い経験になるでしょう。

ご興味ある方は、下記の記事もぜひご覧くださいね。

参考記事：【イベントナース】看護師におすすめの派遣会社｜口コミや評判を徹底調査

養護教諭と看護師に関連してよくある質問

養護教諭と看護師に関連してよくある質問をまとめました。

疑問や不安があれば、先に解消しておきましょう。

養護教諭と看護師になるのはどっちが難しい？

一般的に、養護教諭の方が難しいといわれています。

主な理由としては、採用試験の倍率が高いことが挙げられます。

ただし、実習が看護師に比べて厳しくないことは特徴の一つです。

資格を取得したら、採用試験の対策にしっかり取り組むと良いでしょう。

看護師から養護教諭になるには最短1年かかる？

看護師から養護教諭になるには、最短1年かかります。

数年かかりますが、通信大学であれば看護師として働きながら学ぶことも可能です。

養護教諭になるまでに、かけられる期間や費用を考えた上で転職をしましょう。

転職サイトでは、柔軟な働き方を実現可能な求人が多数見つかります。

登録しておくと、養護教諭を目指す間の仕事探しに便利ですよ。

＞＞養護教諭を目指す看護師におすすめの転職サイト

看護師免許だけで養護教論になれる？

結論、看護師免許だけでは養護教諭になれません。

養護教諭になるには「養護教諭免許状」が必要です。

養護教諭として働くための、看護師免許は不要です。

参照：教員免許状に関するQ&A／文部科学省

看護師から養護教諭になった方の体験談はYahoo!JAPAN知恵袋で見られる？

看護師から養護教諭になった方の体験談は、Yahoo!JAPAN知恵袋で見られます。

養護教諭になるまでの具体的な進路や資格取得までのルートを知りたい方が多いです。

ただし、Yahoo!JAPAN知恵袋には古い情報が多く残っています。

資格に関する内容は、最新の情報を参考にするようにしましょう。

養護教諭に看護師からなるときのまとめ

この記事では、養護教諭に看護師からなる方法を中心にご紹介しました。

養護教諭になるための期間と費用は、看護師資格の有無と選択する学校によって変わります。

また、1年～4年の間、無収入で養護教諭を目指すことは容易ではありません。

時間はかかりますが、働きながら養護教諭を目指すと金銭的余裕が持ちやすいでしょう。

資格取得のため在学中でも看護師資格を活かせば、短時間で高収入の求人が見つかります。

ぜひ、転職サイトを活用しながら養護教諭になることを実現してくださいね。

＞＞養護教諭を目指す看護師におすすめの転職サイト

参考文献

・看護職員就業状況実態調査結果 ・看護職のキャリアと働き方支援サイト ・看護職のキャリア ・看護職員の現状と推移 ・看護職員研修事業の実施状況及び事業計画に関する調査について ・看護業務実態調査について ・福祉及び介護施設における看護師の日雇派遣に関するニーズ等の実態調査 ・ナースセンターによる看護職員の復職支援の強化 ・看護師等（看護職員）の確保を巡る状況 ・看護職員等処遇改善事業 ・公益社団法人日本看護協会 ・准看護師のための進学特設サイト ・看護職のワーク・ライフ・バランスの実現 ・いきいき働く医療機関サポートWeb ・医療専門職支援人材確保支援事業報告書（抄） ・賃金構造基本統計調査 ・看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査 ・衛生行政報告例 ・雇用の構造に関する実態調査（転職者実態調査） ・令和4年衛生行政報告例（就業医療関係者）の概況