訪問看護はきついって本当?きつくない職場の選び方や病棟勤務との違いも解説

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「訪問看護のお仕事はきついの?」
「訪問看護に興味はあるけれどできるか不安」

訪問看護はきつい、と聞くと不安に感じてしまいますよね。

この記事では、訪問看護がきついと感じる理由を徹底解説いたします。
>>訪問看護師がきついと言われる理由

訪問看護は病院で働く場合と異なり、利用者との関係性が深く個別対応のスキルも求められるお仕事です。
しかし、土日休みや夜勤なしなどメリットもたくさんあります。

訪問看護の特徴

  • 医療措置や利用者への対応を主に一人で行う
  • オンコール対応を当番制で担当する
  • 夜勤はなく土日休みの職場が多い
  • 必要時には生活や介護支援もサポートする

訪問看護で働くやりがいや職場の選び方も詳しく解説していくため、働くか悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

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記事の目次

訪問看護はきついから大変って本当?

訪問看護がきついと感じるかは、職場の選び方で大きく変わります

訪問看護の大きな特徴は、基本的に看護師が一人で利用者宅を訪問する点です。

そのため、単独業務・利用者や家族との交流・訪問先への移動などが発生します。

これらの点が病棟勤務とは大きく異なり、「きつい」と言われる要因でもあります。

しかし、担当する業務量やサポート体制などは、訪問看護ステーションによりさまざまです。
あなたに適した訪問看護ステーション選びで、きついと感じる負担やストレスを軽減できる場合もありますよ。

>>訪問看護がきつくないステーション選びのポイント

訪問看護師がきついと言われるのはなぜ?退職理由の本音11選

この章では、「訪問看護がきつい」と言われる主な理由についてご紹介していきます。
きついと言われる理由は、退職理由の本音にも直結します。

事前に確認して、あなたに合うお仕事かの判断材料にしてくださいね。

1.処置や判断を一人で行うため

きついと感じる1つ目の理由は、基本的に一人で訪問先へ行き、体調確認や医療処置、生活支援を行うためです。

医療処置内容は、要介護認定に合わせ浣腸・摘便・じょく瘡(床ずれ)予防などを対応する場合もあります。

そのため、専門的な知識やスキル、症状に合わせた判断能力が必要不可欠です。

限られた時間の中で自己判断や対応を求められる点が、きついと感じられる理由の一つでしょう。

※参照:要介護度別の訪問看護の実施状況(p21)|厚生労働省

2.利用者や家族への対応の負担が大きいため

2つ目は、訪問看護を利用している方のご家族と接する機会が非常に多い点です。

在宅訪問看護ではご自宅でケアを行うため、近くで見守られていることが多く、病院勤務よりもプレッシャーを感じやすいです。

また、ご家族からの相談に乗ったり、投薬や日常ケアについて説明したりと、幅広い対応力やコミュニケーション能力が求められます

これらの点に抵抗がある方は、施設への訪問看護に絞るか、看護資格を活かせる他のお仕事も検討すると良いでしょう。

関連記事:看護師が転職して他職種に就ける?おすすめの転職先ランキング

3.オンコール対応がきついと感じるため

3つめは、オンコール対応がある点です。
訪問看護では、利用者やそのご家族からの緊急連絡に対応する「オンコール業務」があります。

夜間や休日などに専用携帯電話を当番制で持ち歩き、緊急時には速やかに対応しなければなりません。

特に人手不足のステーションでは、オンコール対応を連続で請け負う可能性もあり、注意が必要です。

オンコール対応が不安な場合には、事前に求人情報からオンコール対応の有無を確認しておきましょう。

訪問看護の求人情報は、下記転職サイトから確認可能です。
>>訪問看護の求人探しにおすすめの転職サイト

4.訪問先の環境にも影響を受けるため

4つ目に、訪問看護では訪問先の環境がお仕事にも影響する点です。

家庭環境によっては、冷暖房設備が整っていなかったり段差や急な階段が多かったりする場合もあります。

また、介護で手が回らない、独り身であるなどから、掃除ができず不衛生な状態である場合も少なくありません。

このような環境下でのお仕事に抵抗がある方は、施設への訪問看護や、訪問看護以外のお仕事も検討しましょう。

看護師向け転職サイトについては、下記記事で詳しくご紹介しています。
関連記事:【看護師転職サイト】最新おすすめランキング|口コミから徹底比較

5.自転車や徒歩による訪問が疲れるため

5つ目の理由として、訪問看護は車や自転車、徒歩で利用者宅や施設を訪問する点があります。

雨の日や猛暑の日でも常に移動をする必要があり、体力面で負担が大きいと感じる方も多いです。

訪問看護ステーションによっては、訪問医療時に車移動を許可している場合もあります。
求人情報に記載がない場合は、担当者へ事前に確認をしておきましょう。

下記転職サイトのアドバイザーは、求人の細かい情報まで教えてくれるため、活用してみてくださいね。
>>訪問看護の求人探しにおすすめの転職サイト

6.看護業務以外の作業が発生するため

6つ目は、看護業務以外の作業が発生する点です。
訪問看護の主な仕事の一例は、下記の通りです。

訪問看護の主な仕事内容

  • 病状観察
  • 療養指導
  • リハビリテーション
  • 家族等の介護指導・支援
  • 身体の清潔保持の管理・援助
  • 排泄の援助

など

このように、バイタルチェックや医療処置などの看護業務以外に、リハビリや介護関連のお仕事を担当することもあります。

特に介護支援では、食事や入浴の援助などが必要となり、多岐にわたるケアを柔軟にこなす力が求められます。

これらの業務は、病棟勤務では行わなかったという方も多いでしょう。
上記のような幅広い業務への対応力が必要な点から、きついと感じる方もいます。

※参照:住宅における訪問看護の役割(p11)|厚生労働省

7.他職種との連携でコミュニケーションが必要なため

7つ目は、訪問看護では医師やケアマネジャー、ヘルパーなど、さまざまな職種との連携が不可欠である点です。

適切なケアを提供するため、それぞれの関係者との情報共有や連携が重要となります。

しかし、連絡調整や意見のすり合わせに時間がかかることも多く、人によっては人間関係のストレスを感じる可能性もあります。

コミュニケーションに自信がない方は、各職種との連携に対する仕組みが取れた就業先がおすすめです。

また、健診センターや産業看護師など、訪問看護よりコミュニケーションが少なめのお仕事も人気です。
下記では、訪問看護以外のお仕事も探せるため、ぜひ参考にしてくださいね。
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8.利用年齢や疾患の対応幅が広いため

8つ目は、利用者が赤ちゃんから高齢者まで幅広く、対応する疾患も多岐にわたる点です。

がん末期の方・認知症・精神疾患・難病・小児の医療的ケアなど、専門性の高い知識と対応力が求められます。

特に、経験や知識が少ないうちは不安やプレッシャーを感じやすく、その点も「きつい」と言われる理由としてあります。

9.訪問看護の訪問先が汚い場合があるため

一部の訪問先では、片づけられていない部屋や生活環境が良くないケースもあります。

特に、精神疾患や独身高齢者の支援を行う場合、清潔面で気になることがあるのは事実でしょう。

訪問前には情報共有がある職場が一般的です。
しかし、訪問先によって環境が左右される点は十分理解しておきましょう。

10.精神科訪問看護ではメンタルケアがきついため

精神科の訪問看護では、一般的な訪問看護よりきついと感じる場合があります

理由は、精神科の訪問看護では、通常の訪問看護に加え精神状態のケアも行うためです。
また、必要に合わせ服薬も行うため、症状に合わせた服薬管理や指導も発生します。

一部の精神疾患の方は、訪問拒否や危険行動がある場合も。
精神科訪問看護を希望の方は、これらの点をしっかりと理解したうえでの選択が必要です。

※参照:精神科の訪問看護師の需要|レバウェル看護より

11.来てほしくないと言われることがあるため

訪問看護では、利用者やその家族から「来ないでほしい」「もう来なくていい」と言われるケースがあります。

これは、他人を家に入れたくない場合や以前の対応への不満など、さまざまな事情によるものです。

突然の拒否や強い言葉にショックを受け、精神的にきついと感じる看護師も少なくありません
このような場合には、まず冷静な理由の把握と、職場と連携した適切な対応が重要です。

また、サポート体制が整っている職場選びでも、あなたの負担を軽減できます。

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訪問看護のきつさは職場で異なる?ステーション別で比較

訪問看護のお仕事は、在宅訪問と施設訪問の2種類にわかれます。

訪問看護のお仕事がきついと感じるかは、訪問看護ステーションによっても異なります
そこで、この章ではそれぞれの特徴やきつい点をご紹介します。

在宅訪問看護の場合

在宅訪問看護は、利用者の自宅で医療ケアやサポートを行います。

そのため、移動時間や訪問件数の調整、利用者宅での状況把握など、自己判断や対応力が必要です。

また、在宅訪問では移動が多く、天候や交通状況に左右されるためにきついと感じる場合もあります。

一方で、利用者との信頼関係は深まりやすく、やりがいを感じる場面も多いことが特徴です。
スケジュール管理も自身で行うため、ライフスタイルとの両立もしやすいですよ。

精神面や体力面、スキルに自信がある方は、やりがいを感じスキルアップも目指せる在宅訪問看護がおすすめです。

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施設訪問看護の場合

施設訪問看護は、特別養護老人ホームや介護施設などに訪問します。

各施設でのお仕事のため、施設ごとのルールやスタッフとの連携が求められます。
また、施設内で利用者数が複数いる場合は業務量が増え、作業効率を求められる点がきついと感じることもあるようです。

しかし、在宅訪問よりも移動の負担が少ない点はメリットです。
さらに在宅訪問とは異なり、看護や介護に適している環境も整っているため、業務時の負担を軽減できます。

特に、移動の負担や利用者宅でのお仕事に抵抗がある場合には、施設への訪問看護も検討してみましょう。

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訪問看護がきつい・辞めたいと感じたときの対処法

前の章では、訪問看護がきついと言われる主な理由と職場別の特徴について解説致しました。
しかし、「きつい理由は理解したけれど、実際に働いてみないとよくわからない」という方もいますよね。

そこで、訪問看護のお仕事をしてから、やっぱり「きつい・辞めたい」と感じた際の対処法をご紹介します。
主なポイントは下記の4点です。

1つずつ詳しくご紹介しているため、ぜひご覧ください。

きつい・辞めたい理由を明確にする

まずは、下記ポイントの整理が重要です。

  • どのような点がきついと感じるのか
  • なぜ辞めたいと考えたのか

業務量・人間関係・通勤・スキルへの不安など、訪問看護がきつい・辞めたいと感じる理由は人それぞれです。

原因を明確にしないまま転職をしてしまうと、転職先でも同じ悩みを抱える可能性があります

まずは、あなたにとってどのような点が合わないかを明確にしましょう。

上司や同僚などに相談をしてみる

悩みを一人で抱え込まず、信頼できる上司や同僚に相談することも大切です。
話すことで気持ちが整理されるだけでなく、思わぬアドバイスや支援が得られることもあります。

ステーションや病院全体で、フォロー体制を見直しや業務量の調整をしてもらえる場合もありますよ。

転職をする前に、現在の職場で改善できるかの適切な判断がおすすめです。

勤務先の訪問看護ステーションを変更する

職場環境に問題があると感じる場合は、他の訪問看護ステーションへの転職も視野に入れてみましょう。

同じ訪問看護でも、ステーションによって雰囲気や業務体制、訪問件数などが大きく異なります。

「訪問看護自体が合わない」のではなく、勤務する職場や在宅訪問看護が合っていないだけというケースも考えられます。

このような場合には、専門アドバイザーが在籍する転職サイトの利用がおすすめです。
現在の職場への不満を明確に伝えることで、改善できる転職先を紹介してもらえますよ。

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訪問看護は合わなかったと考え別職種を検討する

あなたのきつい・辞めたいと感じる理由が下記のような場合には、訪問看護が合っていない可能性があります。

  • 訪問先で医療処置を行う点
  • 利用者やご家族との距離が近い点

どうしても訪問看護が合わないと感じる場合は、無理に続ける必要はありません。
病院勤務・クリニック・保育園看護師・産業看護師など、看護師資格を活かせる職場は多くあります

あなたの性格やライフスタイルに合った働き方を見つけることが大切です。

下記転職サイトでは、訪問看護以外のお仕事もご紹介しています。
お仕事探しの参考にしてみてくださいね。

関連記事:
【看護師のクリニックへの転職】成功のための秘訣・転職体験談も紹介
保育園で働く看護師になるには|仕事内容やおすすめ転職サイトを厳選紹介

訪問看護は運転免許必須ではないが移動のきつさ対策になる

訪問看護は「運転が必須」と思われがちですが、運転なしで働ける職場も存在します。

特に、電車やバスが充実している都市部では、自転車や交通機関の移動をメインとする場合も多いです。

しかし訪問看護のお仕事は、猛暑の日や大雨の中でも移動が必要です。
悪天候の中での自転車や交通機関による移動は、体力面での負担が大きいでしょう。

一方車で移動ができれば、荷物の重さや天候による負担を軽減可能です。
そのため、体力面に自信がない場合には、自動車免許の取得がきつさ対策に繋がるでしょう。

「免許不要」「運転での移動OK」といった条件でお仕事を探す場合は、看護師専門のエージェント型転職サイトがおすすめです。
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関連記事:看護師向けおすすめ転職エージェント|メリット・デメリットも解説

訪問看護に向いている方・向いていない方の特徴

前の章では、訪問看護で働いてからきついと感じた場合の対応策をご紹介しました。

この章では、反対に「向いているか確認してからお仕事を始めたい」という方へ、訪問看護が向いている方・向いていない方をご紹介します。

訪問看護に向いている方

訪問看護は、自宅で生活をする利用者のサポートをするお仕事です。
そのため、以下のような方に向いています。

  • 一人で判断・行動する力がある方
  • コミュニケーション力が高い方
  • 在宅医療にやりがいを感じる方
  • 時間やスケジュール管理が得意な方
  • 体力や精神面に自信がある方
  • キャリアップを目指している方

訪問看護は、特に体力・精神力の両方が求められ、コミュニケーション能力も不可欠です。
そのため、体力や精神面に自信がある方におすすめします。

また、在宅医療の現場を一人で対応するため、幅広い経験やスキルが積めます。
利用者との距離も近く、看護のお仕事へのやりがいを感じている方も多いです。

上記から、スキルアップやキャリア形成を目指したい看護師の方にも向いている職種です。

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訪問看護に向いていない方

反対に、訪問看護に向いていない方の特徴は下記の通りです。

  • 一人での対応に不安がある方
  • 変化や柔軟な対応が苦手な方
  • 体力や精神面に不安を感じる方
  • 指示された業務をこなすことが好きな方
  • 収入を最優先に考える方
  • 最先端の医療現場で働きたい方

訪問看護は、高度な医療処置に関わりたい方には物足りなさを感じる可能性があります。

また、マニュアルや指示通りに動くことが得意な方は、自己判断や対応が必要な訪問看護では負担に感じる場合もあります。

さらに、オンコール当番の際には、休日や夜間の呼び出しへの対応も必要です。
プライベートをしっかり分けたい方や、当番の日でも急な勤務が難しい方にはストレスを感じやすいでしょう。

向いていないかも、と感じた場合には、転職サイトから利用ができる自己診断ツールがおすすめです。

下記では、あなたに適した看護職を調べられる転職サイトをご紹介しています
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訪問看護で働くやりがい・メリット

訪問看護は、きついと感じるポイントがある反面、やりがいやメリットも大きいお仕事です。

この章では、訪問看護で働くやりがいやメリットをご紹介します。

夜勤がないため規則正しい生活がしやすい

訪問看護の多くの職場では、夜勤がなく日中勤務が中心です。
そのため、夜勤のある病棟勤務より生活リズムを整えやすい点は、大きなメリットです。

夜勤による身体的・精神的な負担が軽減されることで、健康管理もしやすくなります。

特に子育て中の看護師や体力面を気にする方にとって、規則正しい生活が送れるのは魅力的です。

看護職で土日休みの働き方ができる

訪問看護は、土日や祝日などに合わせて休める就業先が多いです。

オンコール対応が当番制でありますが、それ以外の日にはしっかり休みを取れるでしょう。

当番の日でも必ず呼び出しがあるとは限らず、夜勤に比べ負担は比較的軽いと考えられます。

また、万が一出勤した場合でも、休日手当が支給される職場も多いため安心ですよ。

確実に土日休みを希望する方は、転職サイトの求人検索で「土日休み」を選択すると効率良く探せます。

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利用者とマンツーマンで深く関われる

訪問看護では、1人の利用者にじっくりと時間をかけて対応できます。
そのため、一般的な病棟勤務より深い信頼関係を築ける点もメリットです。

利用者の生活環境や、ご家族の状況を直接確認しながら適切なケアができます。
口コミでも、この点に大きなやりがいや魅力を感じている方が多くいました

訪問看護で働くうえで、大変な点でもあり「一番の魅力」でもあるでしょう。

>>訪問看護で働く方のリアルな口コミ・評判

地域医療や在宅医療でスキルアップを目指せる

訪問看護は、地域医療や在宅医療の最前線で働くお仕事です。

医師やケアマネージャー、リハビリスタッフなど、多職種と連携してお仕事をするため、自己成長にもつながるでしょう。

また、病院でのケアだけでは学べない、在宅ならではの課題や対応力が養えます。
そのため、キャリアアップや専門性の向上を目指す方に最適です。

訪問看護のやりがいやメリットを知り「求人を見てみたい」という方は、下記から確認できますよ。
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訪問看護がきつくないステーション選びの6つのポイント

訪問看護では、訪問看護ステーションの選び方はとても重要です。

訪問看護ステーションにより、業務量や移動などのきつさが大きく変わるためです。
>>訪問看護のきつさをステーション別で比較

訪問看護への不安がある方は、下記6つのポイントから選んでみてくださいね。

1.訪問先の種類(在宅・施設)で選ぶ

訪問看護の勤務先は、在宅(個人宅)への訪問と、施設(高齢者施設・グループホームなど)への訪問にわかれます。

それぞれのメリットやデメリットは下記の通りです。

メリット デメリット
在宅
訪問
・利用者と深く関われる
・個別性の高いケアができる
・移動負担が大きい
・訪問先の環境に影響を受けやすい
施設
訪問
・環境や設備が整っている
・移動負担が少ない
・利用者の同時対応が求められる
・施設のルールや人間関係が発生する

それぞれにメリット・デメリットがあるため、あなたの性格や希望の働き方に合わせた選択が必要です。

特に、訪問看護がきついのではと不安な方は、従来の病棟看護に近い「施設訪問」に挑戦するのも良いでしょう。

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2.オンコール対応の有無で選ぶ

訪問看護では基本的に24時間体制のため、オンコール対応を求められる場合があります。

オンコールの頻度や当番制の有無、実際の呼び出し件数などは、ステーションによって大きく異なります。

2024年度の訪問看護実態調査によると、ある1ヶ月間のオンコール対応回数で最も多いのが「5~9回」で、その次が「4回以下」でした。

回数 件数 割合(%)
0回 64 3.9
4回以下 287 17.6
5~9回 293 17.9
10~14回 250 15.3
15~19回 158 9.7
20~24回 157 9.6
25~29回 62 3.8
30~39回 113 6.9
40~49回 49 3.0
50回以上 141 8.6
無回答 59 3.6

※参照:2024年度訪問看護実態調査(p22)|公益社団法人日本看護協会

オンコール対応が不安な方は、オンコールの月間対応が4回以下、もしくはオンコールなしの職場を選ぶことも一つの方法です。

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3.1日の訪問件数で選ぶ

1日に訪問する件数はステーションごとに違います。
そのため、訪問件数から就業先を選ぶのもポイントです。

一般的には、一日訪問件数はだいたい4~5件程度です。
訪問件数が多いほど移動や記録業務の負担が増え、体力や時間に余裕が必要になります。

また、事業規模が小さいほど、人手不足により訪問件数も多いイメージがある方もいるでしょう。

しかし厚生労働省の資料によれば、事業規模が小さいほど利用者数も減り、訪問件数も少なくすむようです。

事前に訪問件数の目安や働き方をチェックし、あなたの希望に近い職場環境かどうかを見極めましょう。

※参照:
訪問看護師の1日のスケジュール|看護roo!転職
訪問件看護ステーションの規模(p7)|厚生労働省

4.年間休日数や休暇制度で選ぶ

家庭やプライベートとのバランスを大切にしたい方は、年間休日数や休暇制度から選ぶこともおすすめです。

訪問看護ステーションにより、休日や休暇制度の整備状況に差があります

日本看護協会によると、就業規則で定められている年間休日総数は、「120~130日未満」が最も多く、平均は117.2日でした。

年間休日数 件数 割合
100日未満 87 2.5%
100~110日未満 471 13.8%
110~120日未満 1,047 30.6%
120~130日未満 1,618 47.4%
130日以上 87 1.4%
無回答・不明 107 3.1%
平均 117.2日

※参照:2024年病院看護実態調査報告書(p21)|日本看護協会

そのため、平均以上の年間休日117日以上であれば比較的働きやすい職場と言えるでしょう。

また、有給取得率や産休・育休の取得実績なども確認しておくと、ワークライフバランスに合わせて働きやすい傾向です。

下記では、お休みが多い求人特集を掲載する転職サイトもご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

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5.利用者に多い疾患や年齢層などの特徴から選ぶ

求人情報の確認時や面接時には、どのような利用者が多いかを事前に確認をしておきましょう。

ステーションによって、対応する利用者の年齢層や主な疾患には偏りがあります

高齢者中心のところもあれば、小児や精神疾患を扱う専門性の高いステーションも存在します。

経験やスキル、今後のキャリア形成に合わせたステーション選びがおすすめです。

職場の特徴やリアルな情報は、下記転職サイトで確認できますよ。
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6.訪問看護協会の加入名簿から選ぶ

訪問看護ステーションの信頼性を重視したい方は、各都道府県の訪問看護事業協会に加入する事業所から選ぶのも良いでしょう。

訪問看護事業協会では、定期的な研修会や勉強会を実施しており、職員の働きやすさも力を入れております。
そのため、加入事業所では教育体制が整っているところも多く安心です。

特に、初めての訪問看護で教育体制を重視したい方は、協会が公開している名簿から候補を絞る方法もおすすめですよ。

※参照:正会員リスト|全国訪問看護事業協会

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訪問看護のお仕事を検討している方へ、おすすめの転職サイトを厳選してご紹介します。

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  • 業務内容やオンコールの有無など求人量が多い
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検索時には、施設形態・担当業務の2つから「訪問看護」の絞り込みが可能です。

そのため、訪問看護ステーション以外(病院・クリニックなど)に勤め、業務は訪問看護を担当したい、という場合にも便利でしょう。

看護roo!転職では、アドバイザーによる親身なサポートが評判です。
求人紹介時には、事前に良い点や悪い点までしっかり説明をしてもらえます。

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対応職種 正看護師・准看護師・保健師・助産師
対応エリア 北海道・青森・岩手・宮城・
秋田・山形・福島・東京・
神奈川・千葉・埼玉・茨城・
栃木・群馬・山梨・長野・
新潟・富山・石川・福井・
愛知・静岡・岐阜・三重・
大阪・兵庫・京都・滋賀・
奈良・和歌山・広島・岡山・
鳥取・島根・山口・香川・
愛媛・高知・徳島・福岡・
佐賀・長崎・熊本・大分・
宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト https://www.kango-roo.com/career/
参照記事 看護roo!転職の評判・口コミ

(出典:公式サイト

関連記事:看護roo!転職の評判・口コミ|利用者の本音や注意点を徹底調査

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※2025年6月時点
訪問看護の求人数 約15,000件
※2025年6月時点
対応職種 正看護師・准看護師・保健師・助産師
対応エリア 北海道・青森・岩手・宮城・
秋田・山形・福島・東京・
神奈川・千葉・埼玉・茨城・
栃木・群馬・山梨・長野・
新潟・富山・石川・福井・
愛知・静岡・岐阜・三重・
大阪・兵庫・京都・滋賀・
奈良・和歌山・広島・岡山・
鳥取・島根・山口・香川・
愛媛・高知・徳島・福岡・
佐賀・長崎・熊本・大分・
宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト https://kango-oshigoto.jp/
参照記事 レバウェル看護(旧:看護のお仕事)の評判・口コミ

(出典:公式サイト

関連記事:レバウェル看護(旧:看護のお仕事)はしつこいという評判は本当?実際の口コミや特徴も解説

3.ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)

総合評価★4.9/5.0
ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)

ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の特徴

  • 求人情報量が豊富
  • 1日の業務の流れも確認可能
  • 専門性の高いキャリアパートナーが在籍

ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)は、初めて訪問看護を目指す看護師におすすめです。
その理由は、求人情報量にあります。

求人上部には、おすすめポイントが掲載。
オンコールや医療処置の有無など、訪問看護で気になるポイントをすぐに確認可能です。

残業時間や教育体制、1日の業務内容についても細かく記載されています。
そのため、訪問看護のお仕事はきついか不安、という方にも安心です。

ナース専科 転職は対応職種も幅広く、認定看護師や管理職向けのお仕事も探せますよ。

加えて、70時間以上の研修プログラムを受けたキャリアパートナーが在籍しています。
これにより、専門性の高い知識を活かし、利用者の希望に近いお仕事を紹介してもらえるでしょう。

>>公式サイトを見る

求人数 約24,500件
※2025年6月時点
訪問看護施設の求人数 約5,300件
※2025年6月時点
対応職種 看護師・准看護師・認定看護師・保健師・助産師・管理職
対応エリア 北海道・青森・岩手・宮城・
秋田・山形・福島・東京・
神奈川・千葉・埼玉・茨城・
栃木・群馬・山梨・長野・
新潟・富山・石川・福井・
愛知・静岡・岐阜・三重・
大阪・兵庫・京都・滋賀・
奈良・和歌山・広島・岡山・
鳥取・島根・山口・香川・
愛媛・高知・徳島・福岡・
佐賀・長崎・熊本・大分・
宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト https://www.nursejinzaibank.com/
参照記事 ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の評判・口コミ

(出典:公式サイト

関連記事:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の評判・口コミ|他社との比較で判明した特徴や違いも徹底解説

4.マイナビ看護師

総合評価★4.8/5.0
※マイナビのプロモーションを含みます
マイナビ看護師

マイナビ看護師の特徴

  • 累計利用者数50万人以上※1
  • 訪問看護へ転職した方の口コミが確認可能
  • 職場発見診断で最適な職場がわかる

マイナビ看護師は、累計利用者数50万人以上を誇る人気転職サイトです。※1
大手株式会社マイナビが運営しており、安心して利用ができます。

掲載している訪問看護ステーションの求人数は、1万件以上です。※2
正社員や契約社員、パートなど、多様な働き方から訪問看護のお仕事が探せます

マイナビ看護師の公式サイトでは、利用者の口コミを確認可能です。
転職先・保有資格・年齢別などによる絞り込みも、簡単にできます。

訪問看護ステーションへ転職した方の口コミも閲覧ができ、不安を感じている方はチェックがおすすめですよ。

さらに、マイナビ看護師には職場発見診断があります。
8ステップの回答をしていくだけで、利用者にぴったりの職場を診断してもらえます。

「本当に訪問看護が合うのかわからない」と自信がない方は、マイナビ看護師の職場発見診断を利用してみてはいかがでしょうか。

※1:公式サイトより
※2:2025年6月時点

>>公式サイトを見る

求人数 約90,400件
※2025年6月時点
訪問看護ステーション求人数 約13,600件
※2025年6月時点
対応職種 看護師・准看護師・助産師・保健師・ケアマネジャー
対応エリア 北海道・青森・岩手・宮城・
秋田・山形・福島・東京・
神奈川・千葉・埼玉・茨城・
栃木・群馬・山梨・長野・
新潟・富山・石川・福井・
愛知・静岡・岐阜・三重・
大阪・兵庫・京都・滋賀・
奈良・和歌山・広島・岡山・
鳥取・島根・山口・香川・
愛媛・高知・徳島・福岡・
佐賀・長崎・熊本・大分・
宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト https://kango.mynavi.jp/
参照記事 マイナビ看護師の評判・口コミ
関連サイト ・総合型転職エージェント:マイナビエージェント

(出典:公式サイト

関連記事:マイナビ看護師の評判・口コミ|体験談やデメリット解決策を徹底解説

訪問看護と病棟勤務はどちらがきつい?違いを徹底分析

この章では、まだ訪問看護に転職するべきか決断がつかない方へ、訪問看護での勤務と病棟勤務との違いをご紹介します。

訪問看護師を目指す中には、現在看護師で病院勤務をしている方も多いです。
それぞれのきついポイントを解説しているため、ぜひ参考にしてくださいね。

仕事内容や働きやすさの違い

訪問看護 病棟勤務
環境 利用者宅
施設
病院
クリニック
スケジュール管理 自身で時間配分や移動時間の調整が必要 病棟のタイムスケジュールに沿い勤務
夜勤の有無 基本的にはなし(オンコールあり) 夜勤・準夜勤あり
業務内容 医療処置や服薬管理のほか、リハビリ支援や生活支援など 検温・点滴・記録・ナースコール対応・救急時対応など
働き方 比較的自己ペースで働けるが責任も大きい チームで支え合えるが自己決定で動ける範囲は狭い

訪問看護では、夜勤がなく、1日のスケジュール管理も自身で決定し配分していきます。
そのため、病棟勤務より自由度が高く働きやすいと感じる方も多いでしょう。

一方で、担当する業務範囲が広く裁量も大きい点が、きついと感じる可能性があります。

反対に病棟勤務では、ナースステーションのメンバーや医師と相談をして進めます
いつでも相談ができ、病棟のルールに従い動くため、勤務先のスタイルと合致していれば働きやすいです。

しかし、あなたの意向とそぐわない働き方や、残業や夜勤が多い場合にはきつさを感じるでしょう。

精神面・体力面への負担の違い

訪問看護 病棟勤務
精神面 利用者や家族への対応・看取り対応など、原則訪問先での対応を1人で行う 急変対応やナースコール・夜勤など対応に追われることが多い
体力面 移動時の負担や訪問先の環境で大きく左右される 立ち仕事が多く夜勤対応は負担がある

訪問看護では、移動が多い点や利用者や家族への対応から、体力面・精神面共に負担を感じる場合があるでしょう。

しかし、基本的に夜勤がない職場が多いため、生活リズムは整えやすいメリットもあります。

病棟勤務では夜勤や残業が多く、急変や重症患者の対応に追われることは、体力面でも特にハードです。

一方、何かあればいつでも相談ができ、人現関係が良好であれば精神面の負担は軽減できます。

スキル・キャリア形成の違い

訪問看護 病棟勤務
必要なスキル アセスメント力・在宅医療知識・看取りケア・自己判断力・介護やリハビリケアなど 最新の医療処置への対応・急変対応力・チーム医療・感染管理・安全管理など
キャリア形成 訪問看護師ステーションの管理職・ケアマネジャー・エリア統括・専任看護師など 実習指導者・リーダー看護師・主任・看護部長・特定看護師など

訪問看護では、アセスメント力(患者を観察し必要な判断をする力)や自己対応力、家族支援のスキルなどが求められます。

在宅医療の専門性を高め、ケアマネジャーや訪問看護ステーションの管理職などが目指せるでしょう。

病棟では、最新医療への対応やチーム医療、急変対応などが求められます。
看護師としての専門性を高め、病棟内の看護師をまとめるポジションや、最新医療を活かせるお仕事が目指せますよ。

訪問看護と病棟勤務では、それぞれにきつい点やメリットがあります。
あなたが現在「辞めたい」と感じている理由によっては、病棟勤務のまま職場だけ変えるという選択もあるでしょう。

あなたの悩みを分析し適切な職場を判断していくには、看護転職に豊富な知識を持つアドバイザーのサポートが役立ちます。

一人で抱え込まず上手に活用して、ぜひ転職活動を成功させてくださいね。

>>訪問看護の求人探しにおすすめの転職サイト

最新版|訪問看護師の平均給料や年収を調査

訪問看護の仕事は大変だと言われることもありますが、その一方で給料水準の高さも魅力の1つです。

土日休みや夜勤なしで働いても、収入が多い点は嬉しいポイントですよね。
そこでこの章では、訪問看護師の平均給料や、そこから想定できる年収をご紹介します。

正看護師の平均月給

正看護師(常勤) 正看護師(非常勤)
訪問看護 463,927円 393,566円
介護老人保健施設 469,573円 361,973円
介護老人福祉施設(特養) 455,491円 374,513円
特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム) 438,206円 414,447円
看護小規模多機能型居宅介護 416,353円 374,867円
地域密着型通所介護(デイサービス) 354,454円 328,553円

※引用:令和5年度介護事業経営実態調査結果|厚生労働省

訪問看護の常勤正看護師は、平均月給が約46万円のため、単純計算による想定年収は約556万円です。
この月給や年収は、介護系の職種と比較しても高いことがわかります。

また、一般的な看護師の平均年収は約508万円と言われており、看護職の中でも訪問看護は給料の高いお仕事です。

※参照:看護師の年収はどのくらい?|医校・医専の医療コラム

訪問看護師の給料はなぜ高い?理由を解説

前の章では、訪問看護師の給料が高い傾向であるとわかりました。
この章では、なぜ訪問看護師は比較的給料が高いか、主な理由を2つご紹介ます。

オンコール・訪問手当などが加算されるため

訪問看護では、基本給のほかに「オンコール待機手当」「訪問手当」など、インセンティブが支給される場合もあります。
これらの手当から、給料が高くなりやすい傾向です。

1回あたりのオンコール待機手当は、平日で1,000円から1,500円未満、休日は2,000円~3,000円未満が多いとされています。※

また、夜勤も行う施設では、夜間手当が別途つくケースもあるようです。
そのため、給料を重視して選びたい方は、夜間対応やオンコール当番の多い職場選びがおすすめですよ。

※参照:休日のオンコール待機手当の平均|レバウェル看護

訪問看護の人気が低く人手不足のため

訪問看護ステーションは、訪問診療という点からも「きつい」というイメージが多く、他の看護職種と比べると人気が低い傾向です。

実際に、日本看護協会が行った2023年度の調査では、訪問看護ステーションの求人倍率は4倍を超えています

これは、看護施設別で比べてもトップで高い求人倍率です。
この求人倍率は、訪問看護業界の深刻な人手不足を意味します。

人手不足にも関わらず訪問看護への人気が低い点から、各手当や給料が高めに設定されていると想定できます。

※参照:2023年度看護職の求職・求人・就職に関する分析結果(p1.p6)|日本看護協会

訪問看護で働く方のリアルな口コミ・評判

続いて、訪問看護で働く方のリアルな口コミ・評判を調査しました。

訪問看護へ不安を感じている方や、リアルな口コミも知りたいという方は、ぜひご覧ください。

訪問看護で働く方の良い口コミ・評判

訪問看護の仕事には大変さもありますが、実際に働く方々からはポジティブな声も多く見られました。

口コミアイコン
Mさん
訪問看護を選んだ理由は何ですか?
看護師として働く場所として自己実現が可能だなと思えた分野だったからです。

20代で子育ての両立、収入面などあらゆる側面において負担とならずに、看護師として患者さんと真心を持って関われると思ったからです。
ライフワークが変化しても自己実現が可能ですよ。

(出典:X(旧:Twitter)

口コミアイコン
Mさん
病院から訪問看護の領域で働くようになって他職種の距離がとても近くなった。
トゥモローが立ち上がって、ステーションのの基盤作りや訪問業務の両立を通して、よりお互いの領域に踏み込んで理解を深める時間が生まれてる。

これは今までだったら決して体験し得ない尊い時間だわ。
他職種が"お隣さん"ではなくて"同志"みたいな感じの温度感。
大切にしたいなぁ。

(出典:X(旧:Twitter)

口コミアイコン
Sさん
私は特別な肩書きも資格もない、普通の病院で働く看護師でした。
でも人が好きで、患者さんやご家族と深く関わる訪問看護に出会ったとき、これが私の天職かもしれないという確信が心の中に生まれました。
訪問先で見せていただいた、いのちが輝く瞬間。

そのひとつひとつが、私の心に刻まれた宝物。
あの瞬間を一緒に見届けられるから、この仕事が好き。
この道を選んでよかったと、心から思えるんです。

(出典:X(旧:Twitter)

口コミアイコン
Sさん
訪問看護に転職した理由は
・家に帰りたいという患者さんのニーズに応えたい
・医療を受ける地域の方の選択肢を広げたい
・ワークライフバランスを大切にしたい

→地域で働く看護師さんセラピストさんの働きやすい環境を整えることで、経験・スキルを活かして医療者の人手不足解消や地域貢献に繋げたい

(出典:X(旧:Twitter)

▶横にスクロールできます

訪問看護のリアルな現場は、やりがいや働きがいを重視したい方にとって、非常に満足度の高い職場のようです。

働く環境や職場の選び方次第で、あなたらしい看護師ライフを実現することも可能でしょう。

大変な点もありますが、本口コミのようにやりがいを感じて働きたいという方は、訪問看護のお仕事へチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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サービス名 求人数 ポイント
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レバウェル看護(旧:看護のお仕事) 約130,100件
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訪問看護で働く方の悪い口コミ・評判

訪問看護の仕事には魅力も多い反面、現場で働く看護師からは以下のような課題や辛さの声も上がっています。

口コミアイコン
Aさん
アメリカのいいところを取り入れて日本の訪問看護の環境をもっとよくしていけるように何かできないだろうか?と最近思う。

オンコールの体制とか、管理者が連続して持ったり精神的体力的にきついんよなあ。
母体が小さいとそれだけ大変なのかな。

(出典:X(旧:Twitter)

口コミアイコン
Gさん
訪問看護の辛い事、日差しがきつい。
日焼けが気になる。

車の中でも、しっかりケアしないとシミやソバカスやばそう

(出典:X(旧:Twitter)

口コミアイコン
Wさん
自分に余裕がない人に、後輩や学生指導はできないのよ。
どっちも中途半端になるし、思い通りにいかなくなるとキレるしね

そう考えると、経験の浅い看護師が訪問看護師になるためには、看護師10人以上いるような大規模ステーションにいくべき。
教育がしっかりしてないと、訪問看護はきつい。

(出典:X(旧:Twitter)

口コミアイコン
Nさん
すごーく大変で忙しい日だった
訪問から帰ってきたら事務職が颯爽と帰っていくところで、あなたは定時に帰れていいわね
われわれ看護師はまだ残務処理よ…という気持ちになた

給与形態も違うし当たり前だよな
責任も何もかも違うもんな、と思いつつもモヤる
もっと給料ください
※一部抜粋

(出典:X(旧:Twitter)

▶横にスクロールできます

訪問看護はやりがいのあるお仕事ですが、オンコールや体力面の負担・教育体制・などの課題も存在します。

これらの点を考慮し、あなたに合ったお仕事や職場環境選びが大切です。

訪問看護への不安がある場合や、訪問看護以外のお仕事も検討したいという方には、アドバイザーへ相談ができる転職サイトがおすすめです。

後悔のない選択ができるよう、必要に応じて活用してみてくださいね。
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訪問看護についてよくある質問

この章では、訪問看護についてよく聞かれる質問をまとめています。
不安に感じる点や疑問について、1つずつ回答しているため、ぜひご覧ください。

訪問看護をすぐ辞める理由は?

訪問看護に多い退職理由は、下記の通りです。

  • オンコール対応への負担
  • 対応責任が重く精神面でストレスを感じる
  • 病棟勤務とのギャップがある
  • 訪問先への移動に対する負担
  • 利用者やご家族との関係構築

特に、これらの知識が事前になく「病棟勤務と似ているだろう」と考え転職をする場合、すぐに辞めてしまう要因となります。

訪問看護に初めて挑戦する際には、現在の業務内容と異なる点をしっかり比較し、あなたの性格やスキルと照らし合わせて考えることが大切です。

※参照:訪問看護師にみられやすい「辞める理由」|レバウェル看護より

訪問看護はパート勤務でもきつい?

訪問看護をパートで働く場合、通常の訪問看護よりもきつさを軽減できる点がいくつかあります

パート勤務であれば、1日の訪問件数や業務量を減らせるため、無理のない範囲で訪問看護を行いやすいです。

また、職場によってはオンコールの対応回数や担当業務の責任の大きさが変わる場合もあります。

そのため、精神面や体力面の負担を軽減する場合には、パート勤務の検討もおすすめです。

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訪問看護の仕事で危険な点は?

訪問看護では、施設や利用者宅へ一人で訪問をします。
そのため、危険やトラブルが発生する可能性もあります。

実際に、全国訪問看護事業協会の調査では、過去1年間で「身体的暴力を受けた」と回答した方が約20%もいました。

特に在宅訪問看護では、利用者宅という「密室」であるために起こりやすい可能性もあります。

リスク軽減には、会社のマニュアルや連携体制、緊急時の対応フローの確認が重要です。

また、全国訪問看護事業協会では、訪問先での危険予知トレーニングも推奨されています。

※参照:
暴力に関する調査研究事業報告書(p7)|一般社団法人全国訪問看護事業協会
訪問看護師版|暴力のKYT場面集

訪問看護は看護師の中では楽な仕事って本当?

訪問看護は、「病棟よりも楽」と言われる点にはいくつかの理由があります。

まず、一人一人の利用者にじっくり向き合える環境であるためです。
病棟のように複数の同時対応に追われない点から、楽であると感じるようです。

また、夜勤がない職場が多い点も大きなポイントでしょう。
オンコール対応はありますが、それでも夜勤がない分規則的な生活ができます。

さらに、医療処置の種類が限定的であるため、緊急対応が少ないケースも。
特に、慢性疾患の利用者が多いステーションでは、落ち着いた環境で働けることもあります。

ただし、訪問看護がきついと言われる理由が多いのも事実です。
「楽」と感じるかどうかは人によって異なるため、一概に「訪問看護は楽に働けそう」と考えないよう注意しましょう。

>>訪問看護師がきついと言われる理由

訪問看護はきついのか調査したまとめ

この記事では、訪問看護のお仕事がきついと言われる理由や対策をご紹介しました。

訪問看護のお仕事は、一人で判断し進める責任の大きさや移動の負担など、体力や精神面でもきついと感じる可能性があります

しかしその分、一人一人ときちんと向き合える、スキルアップを目指せるといったやりがいも大きいです。

そのため、あなたに最適なお仕事や職場選びが鍵です。
ぜひこの記事を判断材料に役立てて、後悔のない選択を行ってくださいね。

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看護職員就業状況実態調査結果
看護職のキャリアと働き方支援サイト
看護職のキャリア
看護職員の現状と推移
看護職員研修事業の実施状況及び事業計画に関する調査について
看護業務実態調査について
福祉及び介護施設における看護師の日雇派遣に関するニーズ等の実態調査
ナースセンターによる看護職員の復職支援の強化
看護師等(看護職員)の確保を巡る状況
看護職員等処遇改善事業
公益社団法人日本看護協会
准看護師のための進学特設サイト
看護職のワーク・ライフ・バランスの実現
いきいき働く医療機関サポートWeb
医療専門職支援人材確保支援事業報告書(抄)
賃金構造基本統計調査
看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査
衛生行政報告例
雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)
令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況