公務員看護師とは?年収からメリット・デメリットまで徹底解説

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「公務員看護師とは?」
「給料や年収が良いって本当?」

公務員看護師に、こんな疑問をお持ちの方いるのではないでしょうか。

この記事では、公務員看護師について詳しく解説します。
>>公務員看護師とは?

年収や給料、退職金などの気になるお金に関する情報民間看護師との違いやメリット・デメリットもお伝えしていきます。

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記事の目次

公務員看護師とは?

公務員看護師とは

公務員看護師とは、国や地方自治体が運営する医療機関や保健施設で働く看護師のことを指します。

一般的な民間病院の看護師と、仕事内容は大きく変わりません。

ただし、雇用主が国や県、市町村といった公的機関になる点が特徴です。

そのため、雇用形態や福利厚生、昇進制度などに違いがあります。

「公務員=事務職」というイメージを持っている方も多いでしょう。

しかし、実際は看護師として働きながら公務員としての安定性を得ることが可能です。

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公務員看護師は2種類

公務員看護師には、次の2種類があります。

地方公務員が全体で約280万人、国家公務員が約59.3万人とされています。※

それぞれの種類によって、勤務先や仕事内容、採用方法などが大きく異なります。

そのため、目指したい方向性や職場を明確にすることが重要です。

まずは、公務員看護師の種類を理解することで後悔しないキャリア選択につなげましょう。

※参照:公務員の種類と数/内閣官房

1.地方公務員

地方公務員の看護師は、都道府県や市区町村などの自治体に所属して働く看護師のことを指します。

地域住民の健康を守る役割を担っており、地域密着型の医療や保健サービスを中心に提供しています。

地方公務員の職場例

都道府県や市区町村の病院・診療所
区役所などの保健課・福祉課
保健所・保健センター
児童福祉施設
都道府県や市町村立の教育機関(看護学校、保育所など)

たとえば、市町村の保健センターでは、乳幼児健診や予防接種の実施、地域住民への健康相談を行います。

都道府県や市区町村の病院・診療所では、看護業務や福祉的ケアなど、民間の病院とほぼ変わらない業務をします。

このように地域に密着しながら幅広いフィールドで経験を積める点が、地方公務員看護師の特徴です。

「地域社会とのつながり」や「予防・福祉」に感心のある方に、地方公務員看護師はおすすめですよ。

ただし、職種によっては看護師の実務経験や保健師の資格が必要な場合があります。

各自治体の募集要項を、事前に確認しておくと安心でしょう。

2.国家公務員

国家公務員の看護師は、厚生労働省や防衛省など国の行政機関や国立施設に所属して働く看護師のことを指します。

国家公務員は国の機関に雇用されており、全国的・広域的な視点で公共サービスを担うことが特徴です。

国家公務員の職場例は、以下を参考にしてくださいね。

管轄 主な職場例
厚生労働省 国立病院機構
国立ハンセン病療養所
全国の検疫所(検疫官)
法務省 刑務所・拘置所・少年院などの矯正施設
防衛省 自衛隊中央病院
宮内庁 宮内庁病院

国立病院機構の病院では、高度医療や専門治療に携わることが多いです。

検疫官(看護師)は国際線のある空港や港で、海外からの感染症の流入を防ぐ仕事を担っています。
そのため入国者の検疫や動物調査、船内の衛生確認などを行います。

防衛省所属の看護師は、自衛隊の一員として災害派遣や国際貢献の任務に就くこともあります。

こうした業務は国の方針に基づいて進められます。

専門的で公共性の高い医療に関わりたい方は、国家公務員看護師も検討してみてはいかがでしょうか。

採用にあたって、年齢制限や資格などいくつかの条件が必要となる場合が多いです。
各省庁の採用ページや必要資格について、まずはチェックしてみましょう。

公務員看護師の仕事内容と役割

公務員看護師は、地域社会の健康を支える重要な役割を担っています。

しかし「どんな仕事をするのか」「病院勤務と何が違うのか」と疑問に思う方も多いでしょう。

実際の仕事内容や役割は、勤務先によって大きく異なります。

以下は、公務員看護師の主な仕事内容の例です。

病院の場合:患者さんへの看護ケアや診療補助が中心
保健所や役所の場合:健康相談や家庭訪問、健康診断の実施

病棟勤務では、民間病院で働く看護師と比べて、業務内容に大きな違いはありません。

ただし、病院の規模によって業務量や分担量に違いはあるため注意しておきましょう。

また、公務員看護師は「公務員」という立場で勤務するため、公共の利益を優先する立場にあります。

災害発生時には、命と健康を守る最前線での対応が求められます

そのため民間と違い、自治体職員としての責任と災害医療の知識が重要な仕事です。

転職を考える際に、自分に合った働き方を見つける参考にしてくださいね。

参照:
看護師|国立病院機構
病院/診療所|厚生労働省
保健所/市町村|厚生労働省

公務員看護師と民間看護師の違い

公務員看護師と民間看護師では、働き方や待遇面、求められる役割にいくつかの違いがあります。

選択によっては、キャリアの安定性や将来設計に影響を与える可能性があることを理解しておきましょう。

そのため、両者の違いを明確に把握しておくことが重要です。

以下を参考に、詳しく解説します。

公務員看護師 民間看護師
雇用主 自治体(都道府県・市町村)や国の公的機関 医療法人、社会福祉法人、個人経営のクリニックなど
安定性 非常に高い(法律に基づく身分保障あり) 勤務先の経営状態に左右されやすい
副業 原則不可(例外あり) 許可制または自由(就業規則により異なる)
評価制度 勤続年数・年功序列が中心 成果やスキルが評価に影響することが多い

公務員看護師は、安定した待遇と社会的責任の高さが特徴です。

公的機関に所属しているため、雇用や給与体系が法律や制度で守られています

しかし公務員は基本的に副業が禁止されており、収入を増やせないことがデメリットの一つです。

そのため公務員看護師は、「できるだけ長く安定して働きたい」という方におすすめの転職先です。

一方、民間病院の看護師は職場によって待遇や業務に差があります。
柔軟性の高さを活かして副業や転職、キャリアアップをしたい方におすすめします。

このように、安定性を重視するなら公務員看護師、キャリアの多様性を求めるなら民間看護師と、それぞれの特性に合わせた選択が大切です。

参照:地方公務員制度/総務省

公務員看護師の口コミからわかるメリット

ここでは公務員看護師の口コミをご紹介します。

公務員看護師に転職後、どんなメリットを感じられるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

実際の声をもとに、具体的なメリットを確認しておきましょう。

有給や育休がとりやすい

口コミアイコン
Kさん
知り合いの看護師さん
公立病院勤務なので公務員
育休、有給休暇ふんだんにあり社会保障も勿論!

他の病院の看護師さんは厳しい環境に喘いでる
公正にならんかね…

(出典:X(旧:Twitter)

公務員は、法令に基づいた勤務体制が整備されています。
そのため有給や育休が取りやすく、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。

また、育児短時間勤務や男性の育休取得実績もあり家庭と仕事を両立しやすい環境が整っています。

ライフステージに合わせた柔軟な働き方が可能な点は、民間看護師と比較した際の大きな強みでしょう。

参照:
地方公務員の育児休業等に関する法律/総務省
男性育休の取得促進に/総務省

福利厚生が充実している

口コミアイコン
Nさん
例えば公務員看護師は福利厚生が良かったり、専門性高い病院は激務だけど、給料がすこぶる良いとか場所によってだいぶ変わる。

給料も減るけど、仕事が楽な場所だってある。
自分の好きな働き方で納得できる道はいくらでもあるよ
※一部抜粋

(出典:X(旧:Twitter)

公務員看護師は、福利厚生が充実している職場が多いです。
その理由は、地方自治体や国の制度に基づいた手厚い支援があるためです。

たとえば、健康保険や年金制度の他に、住宅手当・扶養手当・通勤手当がしっかり支給されることが一般的です。

また、県・市の施設利用費補助や宿舎の提供などの、福利厚生が整っていることもあります。

生活面での支援が多岐にわたることは、長期的に働きたい看護師に大きなメリットですね。

研修や資格支援制度を受けられる

公務員看護師は研修や資格取得の支援制度が整っており、キャリアアップを目指しやすい環境です。

たとえば、新人研修からスタートし、次のような研修や講座を受講可能です。
サポートしてもらいながら、知識と技術を着実に身につけられます。

フォローアップ研修
看護技術講座
院内講演

研修は勤務扱いとなることも多く、業務と並行して学びやすいことも特徴です。

病院によっては、以下の「資格・立場」を目指す職員向けの進学支援制度もあります。

  • 専門看護師
  • 認定看護師
  • 看護教育者/看護管理者

このように、スキルを磨きたい方にとって成長機会が豊富なところが公務員看護師の魅力です。

しかし、資格や経験を取得するための補助が充実している職場は、民間の病院にも多数存在します。

理想のキャリアに合った転職先を見つけてくださいね。

関連記事:看護師のキャリアアップを徹底解説|キャリアプランやおすすめの資格もご紹介

公務員看護師の口コミからわかるデメリット

公務員看護師には、安定した雇用や福利厚生の充実といったメリットがあります。

しかし、実際に働く看護師たちからは、いくつかのデメリットも挙げられています。

ここではリアルな声を知り、公務員看護師への転職に活かしていきましょう。

民間看護師より給料が低い場合がある

口コミアイコン
Mさん
公務員の給料を下げろ!って人は、公立病院の医師や看護師の給料が、民間より低いってことは知らないんだろうな。

(出典:X(旧:Twitter)

公務員看護師は民間病院の看護師と比較して、給料が低い場合があります。

公務員の給与は法令や条例に基づいて一律に決められており、業績や成果に応じたインセンティブが基本的に存在しないことが理由の1つでしょう。

また、地域によっては初任給が低く、生活費とのバランスに悩む方もいます。

賞与や退職金制度はしっかりしている一方、短期的な収入面では民間に劣る面があることは事実です。

給料面で不満を感じる場合は、転職エージェントを活用して職場を見直すことも一つの手段です。

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看護師のスキルや経験を活用し、転職をしたい方はぜひ下記記事もご覧ください。

関連記事:
【看護師向け転職サイト】最新おすすめランキング|口コミから徹底比較
看護師向けおすすめ転職エージェント|メリット・デメリットも解説

業務以外の仕事が多い

口コミアイコン
Aさん
ずっと夢だったDMATになるために
公務員看護師の夜勤ありで働いてきて
安泰ではあるけど
委員会(私はNST委員会、RST委員会)、係(物品チェック係)、看護研究、看護論文、ラダー、受け持ちサマリーとか面倒くさすぎて
夢を諦めて転職しようかなー。

(出典:X(旧:Twitter)

公務員看護師は、看護業務以外の事務作業や地域活動への参加を求められます

その背景として、公務員看護師が行政職としての側面も持ち、医療以外の業務も任されるためです。

看護に集中したい方にとっては負担に感じる可能性が高く、業務内容の確認は転職前に必須です。

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昇給のペースが遅い

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Kさん
公務員看護師はそこそこ給料いい反面、役職が少ないので昇給ペースが悪い

ただ年3,000円しか昇給しなくても基本給の昇給は地域手当やボーナスにも影響するので年収ベースでは5-6万上がることになる

(出典:X(旧:Twitter)

公務員看護師は給料が安定している反面、昇給ペースが緩やかであることに不満を感じる声もあります。

勤続年数によって昇給する制度のため、能力や努力がすぐに反映されづらいことが理由の一つです。

また、役職に就かないと大幅な昇給がなく、モチベーション維持が難しい点もデメリットに挙げられます。

スキルに応じたキャリアアップをしたい場合、転職サイトを通じて選択肢を広げることがおすすめです。

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公務員看護師の年収・給料や待遇

民間から公務員看護師への転職を考えるうえで、お金に関する情報が気になる方も多いのではないでしょうか。

年収やボーナス、退職金、福利厚生の充実度は、キャリア選択において重要な要素です。

ここでは、公務員看護師の給料体系や各種手当の実態を詳しく解説します。

ぜひ、参考にしてくださいね。

公務員看護師の年収と給料は平均よりも高い

公務員看護師の年収と給料は、民間看護師と比較して平均的にやや高い水準にあります。

公務員看護師と看護師の年収比較

まずは、看護師と公務員看護師の年収を確認しましょう。

新卒(初任給) 勤続10年目
看護師計 約341万円 約401万円
公務員看護師 国立:約351万円
公立:約352万円
日本赤十字社:約370万円
済生会:約351万円
厚生連:約322万円
そのほか公的医療機関:約358万円
国立:約421万円
公立:約425万円
日本赤十字社:約445万円
済生会:約424万円
厚生連:約405万円
そのほか公的医療機関:約423万円

参照:2024年病院看護実態調査報告書/公益社団法人日本看護協会(すべて大卒の金額で算出、賞与は除く)

ある程度経験年数があれば、公務員看護師は民間看護師よりも高い年収であることが多いです。

ただし、病院や自治体によって年収や手当金額が異なるため注意が必要です。

転職後の年収が、民間のときよりも下がらないか必ず調べておきましょう。

公務員看護師と看護師の給料(月収)比較

次に、公務員看護師の給料(月収)を以下の表で比較します。

新卒(初任給) 勤続10年目
看護師計 284,063円 334,325円
公務員看護師 国立:292,734円
公立:293,473円
日本赤十字社:308,461円
済生会:292,526円
厚生連:268,722円
そのほか公的医療機関:298,580円
国立:350,582円
公立:354,488円
日本赤十字社:370,679円
済生会:353,242円
厚生連:337,900円
そのほか公的医療機関:352,470円

参照:2024年病院看護実態調査報告書/公益社団法人日本看護協会(すべて大卒の金額で算出)

全体平均に比べると、国立病院や公立病院の方が給料が高い傾向です。

民間の病院よりも景気の影響を受けにくく、長期的に安定した収入が期待できます。

また、経験年数を積むごとに定期昇給が行われるため、給与の伸びも見込めます。

長年勤めていても昇給がされず、悩んでいる方に公務員看護師はおすすめです。

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公務員看護師の平均ボーナス

公務員看護師のボーナスは、国や地方自治体が定める支給月数に基づき支給されます。

公務員のボーナス:年2回/年間4ヶ月分以上
看護師全体のボーナス:年0~2回/年間2.5ヶ月以上

金額面は民間企業の支給状況を踏まえて、引き上げや改定が行われます。

また、民間の病院では経営状況によってボーナスの有無が左右される一方で、公務員看護師の場合は景気変動による減額は起きにくいです。

安定的な収入を得たい方は、公務員看護師を目指すと良いでしょう。

参照:
令和6年賃金構造基本統計調査
令和6年職員の給与に関する報告と勧告の概要/東京都

公務員看護師の退職金や福利厚生

公務員看護師は、退職金制度や休暇制度が、福利厚生が整っています。

公務員看護師の退職金

退職金制度は国家公務員・地方公務員いずれも明確に定められ、民間と比べて高水準です。

国家公務員の退職金は、以下の通りです。

勤続年数 国家公務員の退職金
5年未満 709,000円
5~9年 1,289,000円
10~14年 3,299,000円

経験年数も加算額に影響しますが、役職の有無も重要です。

看護師の退職金を調査した所、5年目で50万円前後、10年目で250~300万円前後、20年目で450~600万円であることがわかりました。

以上のことから地方公務員は、民間看護師に比べてプラス10万~100万円ほど差があります。

しかし産休・育休で休職期間がある方は、在籍期間に影響が出るため注意が必要です。

入職後から退職後まで見据えて働くなら、公務員看護師の退職金制度は魅力的でしょう。

参照:
令和5年 退職手当の支給状況(常勤職員で算出)|内閣人事局
よくわかる看護師の退職金|看護roo!転職

公務員看護師の福利厚生

公務員看護師の福利厚生は、自治体によって異なります。

以下、公務員看護師が受けられる福利厚生の代表的な内容です。

  • 各種手当の支給:住居手当、通勤手当、扶養手当、地域手当など
  • 健康保険・年金制度:共済組合による医療給付、公務員年金制度など
  • 育児・介護支援制度:育児休業、部分休業、介護休暇、時短勤務など
  • 有給休暇制度:年次有給、夏季休暇、結婚・忌引き等の特別休暇など
  • 自己啓発支援:研修参加、資格取得支援、通信教育補助など

公務員看護師は、働く看護師の生活にプラスとなるサービスや制度が豊富です。

気になる求人へ応募する前に、どんな退職金制度と福利厚生があるのか調べておくと安心でしょう。

公務員看護師の給料表の見方

公務員看護師の給与は、「医療職給料表」に基づいて段階的に決まります。

給料表では、学歴や経験年数によって等級・号給が設定され、毎年昇給する仕組みです。

成果主義よりも年功序列に近く、将来の見通しが立てやすいことが特徴です。

また、基本的に数年単位で1~3万円ほど昇給するのも嬉しいポイントの一つです。

給料表は各自治体のホームページや、採用ページで掲載されています。

将来年収を具体的にイメージしたい方は、給料表の見方を理解しておくと良いでしょう。

参照:地方公務員の給料表の仕組み/総務省

公務員看護師になるには?

「安定した働き方を実現したい」といった思いから、公務員看護師を目指す看護師は少なくありません。

一方で、「公務員看護師になるにはどうすれば?」という疑問がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

まずは、公務員看護師になるための手順をご紹介します。

公務員看護師になるための手順

  1. 希望する職場・自治体を検討、明確にする
  2. 各自治体や施設の採用情報を調べる
  3. 応募要項に沿ってエントリーする
  4. 採用試験や面接の対策を行う
  5. 内定後、手続きや研修を受ける

公務員募集の時期や試験内容は、自治体や施設によって違います。
募集時期も限られており、選考方法が自治体によって異なるため注意が必要です。

たとえば、多くの自治体では春(3〜6月)に募集をしていますが、場合によっては臨時採用や欠員募集が発生します。

公務員看護師として採用されるには、面接だけでなく筆記試験や小論文が課されるケースもあります。

以上のことから公務員看護師を目指す場合、民間病院への転職とは異なる特有の採用プロセスや対策が必要です。

参照:採用選考概要/横浜市

転職がはじめての方は、転職サイトのコンサルタントに応募書類の添削をしてもらうのも良いでしょう。
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公務員看護師が向いている方の特徴3つ

「公務員看護師という仕事が合っているのか不安」という方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

実際公務員看護師は、地域社会や行政に密着した役割を求められます。

ここでは、公務員看護師に向いている方の特徴をご紹介します。
転職前に判断するための参考にしてくださいね。

1.社会貢献をしたい気持ちが強い

社会の役に立ちたいという気持ちが強いのであれば、公務員看護師としての適性は十分です。

公務員看護師は地域住民の健康を支える行政的な役割を担っており、直接的な治療よりも予防や支援に重きをおいています。

たとえば保健所では、感染症対策や生活習慣病予防の啓発、健康を守るための地域支援のお仕事を行えます。

2.安定的に長く働きたい

長期的に安定した環境で働きたい方に、公務員看護師は適しています。

なぜなら、公務員には法的に守られた身分保障があり、雇用が非常に安定しているからです。

また、福利厚生や休暇制度が整っています。
産休・育休の取得実績もあり、ライフイベントとの両立がしやすい点も魅力の一つです。

安定したキャリアを築きたい方や、将来の見通しを重視する方には、公務員看護師というキャリアは有力な選択肢でしょう。

参照:地方公務員制度の概要/総務省

3.マニュアルやルールを守る

公務員看護師では、決められたマニュアルやルールを守ることが重要です。

マニュアルに従って正確に行動することが得意な方は、今までの経験や能力を活かせる環境でしょう。

公務員という立場上、法令や規定に基づいた業務遂行が求められます。
そのため、民間看護師と同様にミスの許されない場面が多いです。

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対応エリア 北海道・青森・岩手・宮城・
秋田・山形・福島・東京・
神奈川・千葉・埼玉・茨城・
栃木・群馬・山梨・長野・
新潟・富山・石川・福井・
愛知・静岡・岐阜・三重・
大阪・兵庫・京都・滋賀・
奈良・和歌山・広島・岡山・
鳥取・島根・山口・香川・
愛媛・高知・徳島・福岡・
佐賀・長崎・熊本・大分・
宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト https://www.kango-roo.com/
参照記事 看護roo!転職の評判・口コミ

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関連記事:看護roo!転職の評判・口コミ|利用者の本音や注意点を徹底調査

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参照記事 レバウェル看護の評判・口コミ

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関連記事:レバウェル看護(旧:看護のお仕事)はしつこいという評判は本当?実際の口コミや特徴も解説

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制度や環境に納得したうえで転職先を選べることが、ナース専科 転職最大の強みです。

公務員看護師に関する病院や施設の情報量で選びたい方は、ナース専科 転職をぜひ利用しましょう。

>>公式サイトを見る

対応職種 看護師、准看護師、認定看護師、助産師、保健師
対応エリア 北海道・青森・岩手・宮城・
秋田・山形・福島・東京・
神奈川・千葉・埼玉・茨城・
栃木・群馬・山梨・長野・
新潟・富山・石川・福井・
愛知・静岡・岐阜・三重・
大阪・兵庫・京都・滋賀・
奈良・和歌山・広島・岡山・
鳥取・島根・山口・香川・
愛媛・高知・徳島・福岡・
佐賀・長崎・熊本・大分・
宮崎・鹿児島・沖縄
公式サイト https://nurse-senka.jp/
参照記事 ナース専科 転職の評判・口コミ

(出典:公式サイト

関連記事:ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)の評判・口コミ|他社との比較で判明した特徴や違いも徹底解説

公務員看護師に応募する際の注意点

ここでは、公務員看護師の求人へ応募する際の注意点を解説していきます。

公務員看護師を目指す際には、民間の病院へ応募する際と異なる点を事前に把握しておきましょう。

応募で見落としがちなポイントを理解しておき、後悔のない転職活動を進めてくださいね。

募集時期や募集枠に限りがある

公務員看護師の募集は、年に数回と限られています。

タイミングを逃すと次の応募まで待つ可能性があるため、募集要項の公開時期や選考スケジュールをこまめにチェックすることが重要です。

たとえば、政令指定都市や都道府県では、採用試験が年1回〜2回と少なめです。
希望者が多い地域では倍率が高く、内定獲得が難しいケースもあります。

現職が忙しい場合は、転職サイトに登録して病院・施設の採用状況を知ることも手段の一つです。

公務員看護師として転職するために、情報収集をしっかりしておきましょう。

>>公務員看護師になりたい看護師におすすめの転職サイト

面接だけではなく筆記試験もある

公務員看護師の採用では、面接に加えて筆記試験が実施されることが一般的です。

地方自治体では、教養試験や論文試験が課されるケースもあります。
一方で、民間病院の転職では選考が面接のみということも多いです。

そのため看護実務のスキル・経験があっても、過去問題や傾向を確認し、対策しましょう。
計画的な試験準備が、公務員看護師への採用につながります。

参照:看護師|福祉局採用職種一覧/東京都福祉局

転勤や異動の可能性に注意する

公務員看護師として働く場合、転勤や異動が発生する可能性があります。

たとえば市町村の保健所に採用された場合でも、別の自治体施設へ異動を命じられることもあるため注意が必要です。

勤務地が変わることで、生活面に影響が出ることも考慮に入れなくてはいけません。

しかし、異動の頻度や方針は自治体ごとに異なります
居住エリアを変えたくない方は、応募前に確認しておくと安心ですね。

みなし公務員は公務員ではない

「みなし公務員」と呼ばれる立場は、実際には公務員とは異なる扱いであることを理解しておきましょう。

みなし公務員とは、独立行政法人や公的病院などで勤務しながら、公務員に準じた待遇を受ける看護師のことを指します。

たとえば、地域医療機能推進機構(JCHO)などの法人病院は、給与体系や福利厚生が公的なものに近いです。

しかし、地方公務員法などの適用は受けず、実際は「民間職員」扱いです

そのため、公務員看護師と同様の安定性を期待して入職すると、制度の違いに戸惑う可能性があります。

採用元の組織形態や職員区分をよく確認から、応募するようにしましょう。

参照:
「公共サービス改革法」における民間事業者の義務等について/厚生労働省
ワークライフバランス/独立行政法人地域医療機能推進機構

公務員看護師に関する質問

ここでは、「公務員看護師」に関する質問をご紹介します。

納得して転職をするためにも、疑問を解消してくださいね。

公務員看護師の求人は東京都に多い?

東京都には他地域と比べて、公務員看護師の求人が多い傾向にあります。

なぜなら、都内には区市町村や都立病院、保健所、福祉施設など看護職を必要とする公的機関が非常に多いためです。

たとえば東京都福祉保健局では、都立病院をはじめとする複数の医療機関で定期的に看護師の募集が行われています。

また、東京23区では各区単位で保健師・看護師の採用を行っており、募集件数が全国平均よりも多いことが特徴です。

このように行政区画の多さと医療・福祉インフラの集中が、東京都の公務員看護師求人の豊富さにつながっています。

地方自治体と比較しても、年間を通じて応募チャンスが多いといえるでしょう。

参照:保健医療局採用情報/東京都

公務員看護師は副業禁止?

基本的に、公務員看護師は副業が禁止されています。

これは国家公務員法および地方公務員法により、公務員全体が「営利企業への従事」が原則として制限されているためです。

ただし、「営利目的ではない」「本務に支障がない」と判断されれば、許可されるケースもあります。

許可が必要:他の病院でのバイト、講師業、SNS収益
許可が不要の可能性あり:株式投資、講演(報酬無し)

副業を検討している場合は、自治体の規定や許可条件を事前に確認しておきましょう。

公務員看護師は給料や待遇面で最強って本当?

公務員は地方自治体や国の予算に基づいて、給与が支払われています。

民間病院と比べて給与の変動が少なく、ボーナスや昇給も制度化されているため、安定性や福利厚生の面で見れば公務員看護師の待遇は優れているといえるでしょう。

住宅手当や扶養手当、退職金制度も整っており、公務員看護師は長期的に働きやすい環境です。

また、産休・育休の取得率も高く、復帰支援制度も充実しています。

しかし、「最強」かどうかは個人の価値観によって異なります。
安定と福利厚生を重視する方にとって、公務員看護師はより良い働き方である可能性は高いでしょう。

>>公務員看護師の年収・給料や待遇

公務員看護師になるには自衛隊に入るという道もある?

すでに看護師資格を持っている方でも、自衛隊に入隊して看護師として勤務する道があります。

自衛隊では、有資格者向けに「一般曹候補生」採用枠という選択肢を選べます。

入隊後に医療職として自衛隊病院や、災害派遣などで勤務することが多いです。
ただし、多くの制度では年齢制限が設けられており、30代前半までが対象です。

たとえば、一般曹候補生は18歳以上33歳未満が応募可能です。
看護師免許の有無にかかわらず、年齢が大きなハードルとなります。

また、年齢を超えている場合は、防衛医大附属病院などの契約職員など、限られた選択肢にとどまるのが現状です。

自衛隊での勤務は、通常の自治体勤務とは異なります。
しかし、公務員と同等の給与・福利厚生に加え、やりがいも大きいです。

興味がある方は、防衛省や自衛隊地方協力本部で詳細を確認することをおすすめします。

参照:募集職種一覧/防衛省・自衛隊

公務員看護師の中途採用枠は少ない?

公務員看護師は新卒採用が多い一方で、中途採用枠も自治体によっては設けられています。

ただし、公務員看護師の採用試験は年齢制限のある場合が多く、原則として新卒・第二新卒層を対象とするケースが主流です。

中途枠を設けている自治体もいくつかありますが、採用の機会は少なめです。

また、保健師免許を保有している方は、採用の可能性が広がります

民間経験を活かして公務員看護師へ転職する際は、各自治体の採用要項をこまめにチェックすることが重要です。

積極的に資格取得することも、公務員看護師に近づく方法の一つですよ。

>>公務員看護師になりたい看護師におすすめの転職サイト

公務員看護師とはまとめ

公務員看護師は、安定した待遇と社会に貢献するお仕事です。

「長期的に働きたい」「キャリアを着実に形成したい」という方におすすめできます。

転職前には、事前に公務員看護師として働くメリット・デメリットも確認しておきましょう。

口コミアイコンメリットまとめ
有給や育休がとりやすい
福利厚生が充実している
研修や資格支援制度を受けられる
口コミアイコンデメリットまとめ
民間看護師より給料が低い場合がある
業務以外の仕事が多い
昇給のペースが遅い

民間看護師・病院との違いを十分理解し、転職活動を行いましょう。

さらに事前の情報収集や試験対策には、転職サイトを活用することがおすすめです。

転職の機会を逃さないためにも、賢く「公務員看護師」を目指してくださいね。

>>公務員看護師になりたい看護師におすすめの転職サイト

参考文献
看護職員就業状況実態調査結果
看護職のキャリアと働き方支援サイト
看護職のキャリア
看護職員の現状と推移
看護職員研修事業の実施状況及び事業計画に関する調査について
看護業務実態調査について
福祉及び介護施設における看護師の日雇派遣に関するニーズ等の実態調査
ナースセンターによる看護職員の復職支援の強化
看護師等(看護職員)の確保を巡る状況
看護職員等処遇改善事業
公益社団法人日本看護協会
准看護師のための進学特設サイト
看護職のワーク・ライフ・バランスの実現
いきいき働く医療機関サポートWeb
医療専門職支援人材確保支援事業報告書(抄)
賃金構造基本統計調査
看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査
衛生行政報告例
雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)
令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況